2月になっても風が強い日などはまだ寒く、昼休みに外に出た同僚らが「Nippy!」(ニピー:つんとして寒い様子)と肩を震わせて戻ってくる。
パリに行ったとは言っても、泊まったのはパリの西郊外のシュレンヌ Suresnes という街。ここが意外に、単なるベッドタウンと片づけるにはもったいないような街だった。
アイルランドでもパリへの憧れは強い。「今度パリに行くの」と周囲に告げると、「ああ、パリ…」とため息をつかれ、うらやましがられた。その憧れの都の魅力は、パンデミックを経ても健在だった。
昨年2022年、ダブリンの映画館で観た映画は27本。パンデミック前のペースの半分だが、新旧の名作、英語以外の作品もほどよく観たと思う。
HSE(Health Service Executive 国営医療サービス)から乳がん検診の案内の手紙が届いた。数週間後の予約日時もすでに記されている。場所は在アイルランド日本大使館からすぐのところにある専門施設だ。
去年に引き続き、クリスマスは夫の実家のティペラリー県へ。イブの夜、ダブリンからコーク方面に向かう最終電車に揺られること約一時間半、到着駅では夫の兄が車で迎えに来てくれていた。
12月に入ってアイルランドでは寒い日が続いた。12月12日には、2010年のクリスマス以来の最低気温であるマイナス3.2度を記録したそうだ。