テムズ川に隣接する広大な建物サマセットハウスの一角に、ロンドンでちょっと時間ができたら訪れたい美術館がある。
数日前のあの夜のことを思い出すと体が震えてくる。20年ちょっとダブリンで暮らしてきて、一番恐ろしい出来事だった。
11月中旬、ロンドンに数日間行ってきた。以前はオイスターカードを使って交通機関を利用していたが、今はクレジットカードをピッとかざすだけで地下鉄もバスも乗れる。ダブリンとは雲泥の違いだ。
先週、違う部署の人にメールである問い合わせをしたところ、「I am WFT today」と返事が来た。
夫の叔母のメアリーがオーストラリアで亡くなった。その遺灰がアイルランドに運ばれ、先日、彼女を偲ぶミサが故郷の教会であった。
ダブリンは秋たけなわ。木々の紅葉やハロウィーンの飾りつけに秋を感じる。これで金木犀の匂いがどこからか漂ってくれれば最高だが、ヨーロッパには金木犀は自生していないらしい。
ヒュー・レイン・ダブリン市立美術館 Hugh Lane Gallery は、魅力的な作品がたくさんあるわりには、あまりダブリン市民の話題に上ることはない。