先週末は義母の誕生日だったので、夫の地元のティッペラリー Tipperary 県に行ってきた。こちらでは60歳、70歳などのゼロのつく歳は大きく祝うことが多い。義母の今回の誕生日もそれに当たる。
今年の4月にアイルランドの人口が500万人を超えたという。これは1851年の国勢調査以来のことだそうだ。首都のダブリンの人口は143万人で、国全体の28.5%にあたる。
コーヒー飲み友だちのノーラが、英語に翻訳された日本の本を今読んでいると言う。「数年前に日本でベストセラーになったみたいよ」というその本のタイトルは、Before the Coffee Gets Cold。後で調べたら、川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』という作品だった。
朝8時過ぎに家を出てバス停まで歩く途中、よく郵便配達の人とすれ違う。お互いに片手を上げて「おはよう! Morning!」と挨拶。若くはないその人は冬ではない限りいつも半ズボンをはき、自転車でバス停近くの担当地区を周っている。
6月に映画館の営業が再開して以来、週に一回ペースで映画を観ている。『CODA(コーダ)あいのうた』という映画の予告編が気になったので、公開初日に観に行った。タイトルの意味はわからなかったが、何かの略語か、音楽がたくさん出てくる映画なので、曲名か歌い手の名前かと思った。
ダブリンは最高気温が20度に上がるかどうかのいつもの8月に戻ってしまった。アイルランドの観測史上の最高気温は、1887年6月にキルケニー城で記録された33.3度。だから7月に30度前後が数日続いたというのは異常で、今回の東京オリンピックで選手たちが経験した高温と高湿気の状態が少し想像できる気がした。
ケリーで約一週間のステイケーション staycation を楽しんだ私たち。実は旅行に発つ直前の7月19日、不要不急ではない国外への渡航が再開され、アイルランドへの入国者の受け入れも緩和された。