4年半ぶりに日本に帰国するというと、アイルランドの友人たちは私が日本で何が食べたいのかに興味津々だった。「やっぱり鮨?」と聞かれることが多かったので、だんだん私もその気になってきた。
いくらでも時間がつぶせる日本の本屋。昨今の日本の社会情勢、トレンドもよくわかる。今のご時世を反映して、旅行ガイド本のコーナーで『地球の歩き方』などの海外旅行の手引き本がぐっと減り、逆に国内旅行の本が主流になっているのが目についた。
10月上旬から約2週間、日本に帰国した。7月に航空券を買って以来、楽しみで楽しみで心が踊っていたが、日本の厳しいコロナ対策の中、何も問題なく無事に帰れるかどうか一抹の不安もあった。
先週末、ダブリンから飛行機で一時間半のドイツのデュッセルドルフに行ってきた。
今回の旅行のハイライトは、ブダペストの市民公園の中に新しくできた音楽ホール。おとぎの世界に迷い込んだような空間で、どこを向いても口をあんぐりしっぱなし。また行きたい!
ブダペストの空港の正式名称はリスト・フェレンツ国際空港 Budapest Liszt Ferenc nemzetközi repülőtér。そう、フランツ・リスト。ちょうど彼のピアノの名曲『愛の夢 第3番』を習い直しているところなので、ぜひともゆかりの場所を訪れなければ。
昔から芸術家に愛され、ブダペストから日帰りで気軽に行ける観光地センテンドレ。カラフルな町並みがどこを歩いても絵になると聞いてはいたが、まさにそのとおりだった。