私が足繫く通うダブリンの映画館、IFI(Irish Film Institute)では、毎年11月にフランス映画祭が開催される。去年は2度目のロックダウンの最中だったのですべてオンラインだったが、22回目となる今年は、映画館とオンラインでの両方での上映という形になった。
2002年にアイルランドに移り、ホストファミリーの家を経て初めて一人暮らしをするようになったとき、日本料理が作りたければお米や醤油などをアジア系の食料品店で買わなければならなかった。
ワルシャワで今月2日から開催されていた第18回ショパン国際ピアノコンクール。主催者側が YouTube 配信をしてくれるので、家でも通勤中でも昼休み時間でも時間が空けばピアノの音に耳を傾け、ショパン漬けの充実した数週間を送ることができた。
今年の4月にアイルランドの人口が500万人を超えたという。これは1851年の国勢調査以来のことだそうだ。首都のダブリンの人口は143万人で、国全体の28.5%にあたる。
コーヒー飲み友だちのノーラが、英語に翻訳された日本の本を今読んでいると言う。「数年前に日本でベストセラーになったみたいよ」というその本のタイトルは、Before the Coffee Gets Cold。後で調べたら、川口俊和さんの『コーヒーが冷めないうちに』という作品だった。
朝8時過ぎに家を出てバス停まで歩く途中、よく郵便配達の人とすれ違う。お互いに片手を上げて「おはよう! Morning!」と挨拶。若くはないその人は冬ではない限りいつも半ズボンをはき、自転車でバス停近くの担当地区を周っている。
ケリーで約一週間のステイケーション staycation を楽しんだ私たち。実は旅行に発つ直前の7月19日、不要不急ではない国外への渡航が再開され、アイルランドへの入国者の受け入れも緩和された。