アイルランドのお店では今、冬のセール真っ盛り。クリスマスが明けた途端にセールを始めるところもある。軒並み日本よりも値下げ率が高く、半額、中には70パーセント引きなんてところもある。人でにぎわうグラフトン通りから一本外れて、久しぶりに無印良品 MUJI をのぞいてみた。
アイルランドで一年で最も大きな行事、クリスマスがあっという間に終わってしまった。お店や家のクリスマスツリーなどの飾りつけをしまうのは1月6日ということになっているので、年末年始もまだクリスマスムード満点。日本だったらお正月の飾りつけにさっさと変わっているのだろうけど。
日本での忘年会のように、「クリスマスまでに一度会おう」を合言葉に、11月下旬くらいから各方面の友達と会って一杯飲んだりランチをしたりするのが常だ。一年の交流関係の総決算のようなものだ。
評論家の山田五郎さんによる YouTube 動画、『オトナの教養講座』が面白い。絵画や美術史に全く不案内な番組スタッフが、「どうしてゴッホはたくさんひまわりを描いたのか」「セザンヌのリンゴはなぜテーブルから落ちないのか」といった素朴な疑問を提示し、五郎さんが易しく説明するという設定だ。
アイルランドでは、昔はたいてい娘の一人にはメアリーという名前をつけた。アイルランドの田舎で生まれ育った義母と話をしていると、姉妹だけではなく近所の人や友だちにもやたらとメアリーがいるので、フルネームやニックネームで呼んだりしてくれないことには誰の話なのかわからなくなる。
先週末は義母の誕生日だったので、夫の地元のティッペラリー Tipperary 県に行ってきた。こちらでは60歳、70歳などのゼロのつく歳は大きく祝うことが多い。義母の今回の誕生日もそれに当たる。
6月に映画館の営業が再開して以来、週に一回ペースで映画を観ている。『CODA(コーダ)あいのうた』という映画の予告編が気になったので、公開初日に観に行った。タイトルの意味はわからなかったが、何かの略語か、音楽がたくさん出てくる映画なので、曲名か歌い手の名前かと思った。